日付/時間
Date(s) - 2021年10月17日
1:00 PM - 4:00 PM
カテゴリー
参加費
<会場参加> | ビジター¥1,500 哲学カフェ会員 ¥1,000 ※当日、現金もしくはPayPayでお支払い下さい。 |
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<オンライン参加> | ビジター ¥800 哲学カフェ会員 ¥500 |
今回の哲学カフェは、ベストセラーとなっている
『実力も運のうち 能力主義は正義か?』をネタ本として開催します。
この本は、かつてハーバード白熱教室や
『これからの「正義」の話をしよう』でブームとなった
マイケル・サンデル教授によるものです。
アメリカでトランプ現象が巻き起こり、そしてイギリスでは
ブレグジットが起こったことを踏まえて、
学歴偏重を中核とする能力主義の暴走が
人々を分断へと引き裂いている状況に焦点を合わせて、
その妥当性を検討した内容となっています。
もともとは階級間格差を縮小するために役割を見いだされた能力主義が、
いまやその格差を固定・拡大するために機能しているというのが
サンデル教授の見立てです。
確かに日本でも、東京大学の学生の6割以上は
家庭の世帯年収が950万円以上という調査があるように、
能力主義が欧米と同様に機能しているように見えます。
日本でもいわゆる自己責任論が強く流布した時期があり、
その人の成功や失敗は当人の責任に着せられる傾向があります。
その一方で「親ガチャ」や「上級国民」という言葉が流行っているように、
「実力も運のうち」とする傾向も現れ始めているようにも見えます。
このように、様々な角度からサンデル教授の主張を検討しながら、
私たちをとりまく環境についても検証していく予定です。
トランプ現象やブレグジットに端を発して、
コロナ禍で能力主義の専制に陰りが見えてきていますが、
その行く末についてもともに考える機会となればと願っています。
場 所:Factory Art Museum TOYAMA (〒939-0131 富山県高岡市福岡町荒屋敷525-9)
開催日:2021年10月17日(日) 時間:13:00~16:00
参加費
<会場参加> | ビジター¥1,500 哲学カフェ会員 ¥1,000 ※当日、現金もしくはPayPayでお支払い下さい。 |
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<オンライン参加> | ビジター ¥800 哲学カフェ会員 ¥500 |
※哲学カフェ会員は随時受付しています。→詳細・お申込みはこちら
申し込み方法
- 会場参加申し込みフォーム(推奨)→詳細・お申し込みはこちら
- オンライン申し込みページ:→詳細・お申し込みはこちら
- メール:info@fujita-k.co.jp(アットマークは半角に修正して下さい)
件名に「 2021/10/17 哲学カフェ Vol.40 申し込み」
1)住所
2)氏名
3)メールアドレス
4)携帯番号
5)哲学カフェin富山 会員、非会員の明記
以上を記入してお申し込みください。
* 申し込みのメールには、必ず返信のメールを出しています。もしメールが届かない場合はゴミ箱に入っていないか?確認をお願いします。お手数ですが、よろしくお願いします。 - FAX:0766-64-5220 上記記入の上、FAXしてください。
*ご注意*
FBの参加チェックでは正式申し込みにはなりません。
講師
野末雅寛(のずえまさひろ)
株式会社アガトンラボ代表取締役。2014年から哲学カフェ in 富山で講師を担当。
1974年富山県朝日町出身。
金沢大学教育学部と京都大学大学院文学研究科修士課程にて哲学を専攻、ハイデガーなどドイツ哲学を学ぶ。
高等学校教諭一種免許(公民)を取得