日付/時間
Date(s) - 2025年8月17日
1:00 PM - 4:00 PM
カテゴリー
2025年哲学カフェ 年間テーマ:「私たちは日本人としてどう生きるべきか?」
現代世界において、日本を取り巻く状況はかつてないほど複雑で不安定です。
西洋社会ではポピュリズムが台頭し、
その背後には「西洋の自死」とも言える深刻な自己懐疑が見え隠れします。
一方、中国やロシアといった大国、そしてグローバルサウスと呼ばれる発展途上国は、
それぞれ異なる価値観と現実的なパワーバランスを模索しています。
このような中で、日本はどのような立ち位置を取るべきか。
そして、私たちは日本人としてどのように生きるべきか
――この問いを、2025年の哲学カフェの年間テーマとします。
この問いに答えるためには、日本の文化的背景や哲学史に根ざした
私たちの特性を深く見つめ直す必要があります。
同時に、西洋哲学史や他文化との比較を通じて、
日本的な特性を浮かび上がらせ、それを行動の根拠とする試みを行います。
第84回テーマ
「手触り」の哲学カフェ~「哲学エンジニア」の洞察から、「つくる」の未来を探求する ~
「なぜ、ある道具は私たちの身体にこれほど馴染むのでしょうか?」
この問いに、日々ものづくりに携わる一人の「哲学エンジニア」として、
私自身の体験から迫ってみたいと思います。
3Dプリンタを駆使し、設計と試作が一体となる現場で得られた「手触りの知恵」。
それは、日本の哲学者・西田幾多郎が提唱した
「行為的直観」という概念と深く共鳴するものでした。
このセッションは、具体的な制作行為から生まれた哲学的な洞察を皆さんと共有し、
対話を通じて深めていく、実験的な探求の場です。
【対話の進め方】
当日は、以下の3つのステップで対話を深めます。
1.出発点を知る: まず、私自身の3Dプリンタを使ったものづくりの経験から、
「設計と試作、行為と感覚が一体となる創造のプロセス」について、
研究の出発点として簡潔に共有します。
2.視点を変える: 次に、その考えを鵜呑みにせず、いくつかの「思考のレンズ」
(例:「生産のシステム」「作り手の主体性」「人間と技術の関係」など)を用いて、
多角的に検討します。
3.対話で探求する: これらの視点をもとに、
「テクノロジーは人間の創造性を回復させるのか、あるいは新たな課題を生むのか」
という中心的な問いを、全員で自由に語り合います。
私は、自らを「哲学エンジニア」と名乗り、
日々、自動機の設計・開発という具体的なものづくりの現場に身を置きながら、
そこで生まれる問いを哲学的に探求しています。
本セッションの出発点は、私自身が3Dプリンタを通して、
設計と試作のシームレスな関係を体験する中で得た、
極めて個人的な哲学的洞察です。
言葉や図面だけでは決して掴めない「もの」からの声。
それを西田幾多郎の「行為的直観」という概念で捉え直したとき、
現代の創造性についての新たな光景が見えてきました。
この生の実感から生まれた問いを、皆さんの多様な視点によって豊かにしたいのです。
ぜひ、あなたの知的な好奇心を、この場に持ち寄ってください。
場 所:FACTORY ART MUSEUM TOYAMA (〒939-0131 富山県高岡市福岡町荒屋敷522)
開催日:8/17(日) 時間:13:00~16:00
参加費
<会場参加> | ビジター¥1,500 哲学カフェ会員 ¥1,000 ※当日、現金でお支払い下さい。 |
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<オンライン参加> | ビジター ¥800 哲学カフェ会員 ¥500 |
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※哲学カフェ会員は随時受付しています。→詳細・お申込みはこちら
申し込み方法
- 会場参加申し込みフォーム(推奨)→詳細・お申し込みはこちら
- メール:info@fujita-k.co.jp(アットマークは半角に修正して下さい)
件名に「 2024/8/17 哲学カフェ Vol.84 申し込み」
1)住所
2)氏名
3)メールアドレス
4)携帯番号
5)哲学カフェin富山 会員、非会員の明記
以上を記入してお申し込みください。
* 申し込みのメールには、必ず返信のメールを出しています。もしメールが届かない場合はゴミ箱に入っていないか?確認をお願いします。お手数ですが、よろしくお願いします。 - FAX:0766-64-5220 上記記入の上、FAXしてください。
講師
野末雅寛(のずえまさひろ)
株式会社アガトンラボ代表取締役。2014年から哲学カフェ in 富山で講師を担当。
1974年富山県朝日町出身。
金沢大学教育学部と京都大学大学院文学研究科修士課程にて哲学を専攻、ハイデガーなどドイツ哲学を学ぶ。
高等学校教諭一種免許(公民)を取得