哲学カフェでは、誰でも気軽に参加できる哲学の場を街中に作ります
生とは何か、死とは何か?
今回はキルケゴールなどを手がかりに、普段は考える機会の少ない、
だけど誰にとっても根本的な問題である深いテーマを考えてみましょう!
グループワークを取り入れ、皆さんの意見交換の場を増やし、
お互いに思考を深めてもらいたいと思います。
キルケゴールって誰なん?
自分という存在を思索の対象にした哲学者。「死に至る病」という著作が有名です。
今回はその本の中で説明される「絶望」というものを手がかりにします。
いきなり絶望って言葉が出ると、かなりネガティブですね(笑)
でも大丈夫。講師がやさしく解説してくれます。
皆さん、お気軽にお越しください!
イントロダクション
とある居酒屋、会社の同僚のユウジとタカシは2人で飲んだくれていました。
ユ「最近、仕事がきつくて帰りが遅くてさ」
タ「大丈夫か?でも良い会社で働いてるんだし、仕方ないでしょ」
ユ「でもさ、時々ふと思うよね、俺の人生って何なの?ってね」
タ「なんだよ、それ。そんな事かんがえてどうすんだよ。
それより俺は部長からの指示がきつくて仕事をこなすだけで
精一杯だよ。稼ぎが足りないって女房には文句言われてるし。
まぁ子供が受験だからさ、しょうがないんだけど。
我慢しながら会社と家族のために頑張ってるわけよ。
お前だってそうだろ?」
ユ「そりゃそうだけど、自分がどっか行っちゃったみたいな、
なんだか体の中は空っぽみたいな感じになる時ってない?」
タ「お前…だいぶやられたな。たまにはスポーツでもやってリフレッシュしろよ」
ユ「ところでさ。同期のハヤシ、あいつ会社やめて起業するんだよ。」
タ「え、うそ。全然きいてないよ。」
ユ「このままサラリーマンやるのは自分らしくない。自分が求めた道を
進みたいってさ。前から不満はあったみたいだよ」
タ「何だよそれ!せっかく良い会社に入れたのに、自分から安定した
生活を捨てるようなことするわけ??生きがいなんていう年齢でも
ないし、俺には分からないね!」
ユ「そう…俺は、有りだと思うけどね。そういう生き方。でも家族の
こととか考えるとムリだけど、どこか羨ましいと思えるところもあるかな」
タ「まぁとりあえず飲めよ。なんかアレだし、このあとガールズバーで
飲み直そうぜ。そのうち良いことあるぜ。」
その夜のかえり道、タカシと別れ、1人で自宅にむかうユウジ
俺の人生ってそういうもんだっけ?と、心のすみでひっそりと悩むその姿は、
すっかり哀愁ただようアラフォーのオジさんになっていた。
(終)
この会話のユウジみたいに、誰でも生と死について思う時はあります。
でも私達は忙しいのですぐにそんなことは忘れてしまいます。
しかし、それでいいのか?という疑問は澱のように残ったままです。
そんな疑問に、哲学の立場から、でも極力難しい言葉を使わずに、
カフェのような和やかな場でまったりと哲学的に考える会を作ります。
【講 師】 講師の情報はコチラ
【日 時】5月18日(日)13:30~15:30
【場 所】サンシップ 501号
【定 員】約20名
【参加費】500円
【主 催】スマイル*スマイル & 哲学カフェ in 富山
ご参加はFacebookイベント経由でお申し込みいただけます。
イベント作成次第、こちらにてお知らせいたします。
また、メールでも参加を受付いたしております。
cafephilotoyama*gmail.com(*を@に変更してください)
皆さん、お気軽にお越しください!