【活動報告】第44回哲学カフェ×ミュージアム「オリンピックとは何か?~スポーツ哲学の立場から考える~」2022/02/20

2/20(日)にFactory Art Museum Toyama において「オリンピックとは何か?~スポーツ哲学の立場から考える~」をテーマとして哲学カフェを開催しました。

現地参加者3名、オンラインでの参加者5名でした。北京冬季五輪の閉会式に合わせて、スポーツ哲学を専攻とする長崎大学准教授の高橋浩二さんをお招きして、身体性という次元にスポットを当ててオリンピックやスポーツ競技について基調講演をしてもらい、その後議論を行いました。

2022/2/20 「オリンピックとは何か~スポーツ哲学の立場から考える~」の光景

当日資料としてお渡しした抄録を末尾に公開します。

デカルトの心身二元論からドーピングをめぐる問題点や具体的な個々の競技の写真に至るまで、抽象から具体まで多岐にわたる充実した資料を示して説明してもらいました。著作権のために公開はできないのが残念ですが、五輪憲章に潜むnatural personなど未知の概念について様々説明してもらいその後の議論がとても充実したものになりました。

第2部の1時間では、その未知の概念について質問するところから始めて、徐々に参加者も対話に参加してきました。特に直近でROCのワリエワ選手のドーピングをめぐる報道が過熱したこともあって、それについての議論も大変盛り上がりました。

最後の一時間ではフリーディスカッションで議論しました。個々の論点としては、バイオテクノロジーが高度なドーピングとして潜入するようになったときの倫理的問題点、麻雀のような勝負事がもたらすエクスタシーとスポーツ選手が感じるエクスタシーが類似していて、それがアスリートを過激なドーピングにまで駆動するのではないかという疑問など、興味深いコメントが多くなされて大変盛り上がりました。

今後似たようなテーマをするとすると身体観をもう少し掘り上げていければと思ったこともあり、次回は「メタバースとは何か?」と題してバーチャル空間と物理的空間の関係性について考えてみたいと思います。また、バーチャル空間は基本的に3DCGや3DCADで構築される空間なので、前回の「3Dプリンタとは何か」とも関連するテーマではないかと思います。ぜひご参加下さい。

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