【活動報告】第6回 哲学カフェxFAMT「お金とはなにか?」

 

「お金とはなにか?」

 

自明のようなことでありながら、実際は説明できないことがあります。それは哲学カフェのテーマにふさわしいです。

 

今回は暑い中、15名もの方が参加。(第6回 哲学カフェxFAMT「お金とはなにか?」より)

 

今回は15名もの方が参加されただけでなく、複数の著作を出版されている著名人の方もあり、さらに本日の内容をブログに書いてくださった方もあり、とても恵まれた一日でした。

 

初めて参加した哲学カフェ、今日のテーマは「お金とはなにか?」だった – (株)ドモドモコーポレーション

 

 

暑くて熱気があります(第6回 哲学カフェxFAMT「お金とはなにか?」より)

 

お金ほど影響力が大きいものはないのに、哲学史においてはジンメルが20世紀に取り上げるまで問われたことがなく、哲学的にお金を問うことはかなり実験的な要素が大きかったです。哲学者は奴隷に仕事をさせていた市民であるか、教会や宮廷、そして大学に囲われた境遇にあったので、お金とはなにか?を問う必要がなかったわけで、そこは大きな盲点だったのです。

 

仮想通貨、通貨発行権、信用創造、腐るお金・腐らないお金などなど、様々な論点が上がりました。

 

当日はご紹介できませんでしたが、本田圭佑氏が『負債論』というマニアックな高価な書籍をツイッターで推薦して増刷するに至ったという折、多くの人が「お金とはなにか?」という問いに飢えているのではないかと思います。

 

多くの参加者の方にとって腑に落ちない内容だったかもしれませんが、分かった気になることが哲学的には一番危険なので、トピックに挙がった個々のキーワードを種に、そして残ったモヤモヤを糧に、まだ歴史の浅い「お金とはなにか?」の問いを個々の中で深めていただければ幸いです。

 

 

 

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