日付/時間
Date(s) - 2023年1月15日
1:00 PM - 4:00 PM
カテゴリー
今回の哲学カフェは「生活世界とは何か?」 をテーマに対話します。
前回の「話せば分かるのか?」 の続編企画です。
前回は哲学者ハーバーマスのコミュニケーション的行為をベースに、
コミュニケーションの可能性について考えました。
その中で、彼の言う「生活世界の植民地化」が
参加者にとってしっくりと来るテーマであるように思いました。
素朴な生活環境や社会的絆、そして人びとの帰属意識が
システムの拡張により損なわれた点が、
現代の私たちにとっても切実なテーマなのでしょう。
そこで、そもそもの「生活世界」という概念を提起した
フッサールという哲学者の考えにまで遡ってみることとします。
フッサールは現象学というジャンルを創設した20世紀の哲学者ですが、
「生活世界」は現象学が発見することができた重要な概念です。
私たちの原初的な経験を意識に浮かび上がらせることで、
私たちが気づかずに失った大切なものに気づかせてくれます。
現象学は20世紀の学問に大きな影響を与えて、
ハーバーマスだけではなく、精神医学や社会学、民俗学にまで
その影響力を及ぼしています。
その拡がりを参加者の皆さんと共有する場所にしたいと思っています。
なかなか意識することができない原初的な経験を
意識に浮上させることで私たちの思考の幅を広げてみましょう。
場 所:Factory Art Museum TOYAMA (〒939-0131 富山県高岡市福岡町荒屋敷525-9)
開催日:1/15(日) 時間:13:00~16:00
参加費
<会場参加> | ビジター¥1,500 哲学カフェ会員 ¥1,000 ※当日、現金もしくはPayPayでお支払い下さい。 |
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<オンライン参加> | ビジター ¥800 哲学カフェ会員 ¥500 |
※哲学カフェ会員は随時受付しています。→詳細・お申込みはこちら
申し込み方法
- 会場参加申し込みフォーム(推奨)→詳細・お申し込みはこちら
- オンライン申し込みページ:→詳細・お申し込みはこちら
- メール:info@fujita-k.co.jp(アットマークは半角に修正して下さい)
件名に「 2023/1/15 哲学カフェ Vol.54 申し込み」
1)住所
2)氏名
3)メールアドレス
4)携帯番号
5)哲学カフェin富山 会員、非会員の明記
以上を記入してお申し込みください。
* 申し込みのメールには、必ず返信のメールを出しています。もしメールが届かない場合はゴミ箱に入っていないか?確認をお願いします。お手数ですが、よろしくお願いします。 - FAX:0766-64-5220 上記記入の上、FAXしてください。
講師
野末雅寛(のずえまさひろ)
株式会社アガトンラボ代表取締役。2014年から哲学カフェ in 富山で講師を担当。
1974年富山県朝日町出身。
金沢大学教育学部と京都大学大学院文学研究科修士課程にて哲学を専攻、ハイデガーなどドイツ哲学を学ぶ。
高等学校教諭一種免許(公民)を取得