【活動報告】 第3回哲学カフェxミュージアム 「人工知能時代に本当に職業は無くなるのか?」

 

「人工知能時代に本当に職業は無くなるのか?」

 

人工知能の飛躍的な進化により、この問いがしばしばメディアで見かけるようになりました。多くの人が関心を持つこの問いを哲学カフェでもやってみようということで、実現しました。

 

 

今回は、2階のセミナールームではなく、1階のミュージアムでBIOTRIというポリゴンアートが展示されている箇所で開催ということもあり、創造性がアップしたのか、肌寒い一日であったにもかかわらず、とても議論が白熱しました。

 

BIOTRIの説明動画

 

そもそも、人工知能とは何か?仕事とは何か?という根本的な問いから始めました。実は、哲学史において仕事が問いの対象になったのは19世紀のマルクスにおいて初めてで、歴史の浅い問いであり、挑戦的な問いであることは間違いありません。20世紀には「労働、仕事、活動」について考えたハンナ・アーレントの優れた考察がありますが。

参考:アーレント『人間の条件』を解読する

 

一方、知能とは何か?知性とは何か?は、人間とは何かにつながる古典的な問いです。この新旧のバランスが多くの人の関心をそそるのかもしれません。また、人工知能という人間の知能に近付こうかという存在が独特の不気味さをはらみ、それがまた人々を不安に陥れ、人工知能とは何かという問いに夢中になるのかもしれません。

 

議論をまとめたホワイトボード

 

 

人工知能が人間の知性に追いついてしまうというシンギュラリティという概念が流布しています。その不安もあるのでしょうが、この哲学カフェでは、様々な人が様々な見解で検証することができました。「対話する集合知」が体感できたとても楽しい会でした。

 

参加者の方から差し入れしていただいたシュークリーム

 

果たして、人工知能は知能足り得るのか、人間のような生命体たり得るのか、その根本的な問にまでたどり着くことができました。しかも、IT企業経営者から最新の具体的な知見を効くことができて、具体的にどこまで行き着くことができるのかを検討することもできました。

議論をまとめたホワイトボード~その2~

 

収録した動画を見返しているのですが、「対話する集合知」という点では過去の哲学カフェの中で一番うまく行った回ではないかと回顧しています。

白熱する議論

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